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身の回りの気になる「あんなこと」「こんなこと」を、 納得いくまで調べていきます。
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マリーシアは、日本では、よくサッカーで使われる言葉。
もともとはポルトガル語で「狡猾な、ずる賢い」という意味。
だからといって、サッカーの世界で
必ずしもネガティブな意味で使われるわけではないのだそうです。



具体的には、
時間稼ぎのプレー、ダイビングなどの審判をダマす演技、
不意をついたセットプレー、フェイントやラボーナのような相手の裏をかくトリックプレー、、

さらには、監督の試合前インタビューの内容や、観客のヤジなども
マリーシアの一つの形だとか。

PKのときに、ゴール裏の観客が、自分たちのチームの選手のキックのときは
静かにして、
相手チームのキックのときはフラッグをゆらしたり、選手をかく乱させようとするのなんかは
よく見るように思います。

監督で言えば、モウリーニョやファーガソン監督なんかの
インタビューを読むと、相手チームだけでなく、審判まで情報戦に引きずりまわしていますよね。

そんなわけで、
「マリーシアができる・できない」という要素は、
現代サッカーではかなり重要な意味をもっている、といえるのではないでしょうか。
(ペナルティーエリアで転倒した選手が、
シミュレーションの判定でイエローをもらうのは、
「バレバレだよ。もっと上手にやりなさい」という審判からのメッセージかもしれません)


もちろん、
フェアプレーが大事にされてきた日本や、一部の国では、
マリーシアは悪いこと、のように認識されがちですし、
やるべきか、やらざるべきか、はもっと長い歴史でみていくと、
評価はどんどん変わっていく事だと思います。

でも、
プロのサッカーとは、あくまでも勝つ事・勝ち続ける事が一番の目的なわけです。
「マリーシア」を「相手を煙にまくプレー」、
もっというならば、
「戦法」と捉えることは、サッカーをプレー・観戦する際に重要になるでしょう。



とはいうものの、
マランダラージという言葉もあります。
日本語で訳してしまうと「ズルい、汚い」という意味になり、
上記のマリーシアとの区別が難しいですが、
誰も見てないところで相手を殴ったり、
コーナーキックの際にキーパーの顔の前に手をかざしてボールを見えなくしたり、
ゴール前の混戦のどさくさにまぎれて足を踏んづけたり、
ジャンプする選手のシャツを引っ張ったり、
怒る対象となるような「あぶない・汚い」プレーに使います。
まだ日本では浸透していない言葉です。

こちらはマリーシアが好きな南米でも尊敬されないプレーとして
使われるそうです。


似ている語感で、一見似ている意味の二つの言葉ですが、
全く評価が違うプレーをさしていることに注意してください。

この二つを見分けられるようになって、はじめて
マリーシアをわかった、と言えるようになるのかもしれません。

別に私が見分けられる、という意味ではありません。

サッカー王国ブラジル流正しいマリーシア―世界で通用するメソッド63 ブラジルでは当たり前なのに日本では行われないこと

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