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身の回りの気になる「あんなこと」「こんなこと」を、 納得いくまで調べていきます。
ちょっとした雑学や、暇つぶしの読み物にどうぞ♪(毎日更新予定です)
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今回は、ちょっとテーマ選びをミスりました。

なぜって、
「メタ発言」と呼ばれる表現技法が、小説やドラマ・ゲーム等
で用いられているそうで、
なんとなくはわかりそうで、よくわからない言葉かと思って
調べてみたんですよ。


なおさらわからなくなったよ。





まず、「メタ(meta)」とは。

ギリシア語の接頭語で「より上位の〜」「超〜」「〜についての」
という意味を持っているそうです。


「メタフィジックス」という言葉があり、
日本語では「形而上学」と言う名で、
全ての国語の授業を混沌へと誘う役割を担っているわけですが、

これは、アリストテレスが書き記した
『自然学(フィジックス)』の「後(=meta)」に書いた本である『メタフィジックス』
の題名と、その中身から由来しているそうです。

(アリストテレスと言えば、ケプラーやガリレオ、ニュートンが登場するまでの長い間、
自然科学の常識となっていた人です。)

その『メタフィジックス』の中で「存在」とか、「精神」「神」「物質」のような
抽象的な話をとんとんと論議してあったため、
今日の同様の議論・テーマのことを「メタフィジックス」と読んでいるのだそうです。


さて、
『メタ発言』とは。

これは『メタフィクション発言』というのが正確な言い方のようです。

メタフィクションとはなんなのでしょうか。

そもそも小説などは、
それが作り話である事は触れないのが普通なのですが、
(ハリーポッターが『魔法が使えるのがおかしい?作り話なんだからなんでもありなんだよ!』
とかいわないですよね。)

そこをあえて、意図的に読者に気付かせる技法だそうです。


例えば、
アメリカで毎週30分くらい放送されている『シンプソンズ』というアニメ。

そこで、こんなセリフがあります。
(ファミリーに異変が起きてどうしよう、という場面)
「大丈夫。毎週いろいろ問題が起きても、結局いつもの感じに戻ってエンディングになるでしょ。」

ふつうだったら、”毎週”とか、”エンディング”とか、”話の展開”とか、
アニメに登場するキャラクターには関係ない話題、
というより”触れてはいけない”問題ですよね。

そこをあえてとりあげることで、
”虚構”世界の登場人物と、”現実”世界の視聴者の境界を揺さぶって
観ている人の心理に直接つながっちまおう、という演出方法なんだそうです。


RPGゲームなんかで、特に序盤の頃、
「話しかけたい人の前にたったら、○ボタンで会話ができるよ」
とか、
「画面右下のゲージがたまったら必殺技が出せるよ」
なんていうシステムの説明をしゃべる村人の会話なんかも、
メタ(フィクション)発言の代表だそうです。


昔のドラマ、「古畑任三郎」なんかも、
物語のクライマックスの前に主役の古畑さんにピンスポットが当たって、
画面ごしに視聴者に語りかける場面があります。
「解決のポイントは〜〜ですが、わかったでしょうか?」とか、
「今夜の放送をビデオ録画していた人は、ぜひ見返してみてください。」とか。

たまに、
「誰にむかってしゃべってるの?」と
周りの人に突っ込まれてましたよね。

アレです。


ちなみに、難しそうな事をダラダラと書き綴りましたが、
こうしたメタ発言は、”奇抜な演出”というよりも
どちらかというと”肩肘張らない遊び・ネタ”として楽しまれる事が今日では多いそうです。

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