身の回りの気になる「あんなこと」「こんなこと」を、
納得いくまで調べていきます。
ちょっとした雑学や、暇つぶしの読み物にどうぞ♪(毎日更新予定です)
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まず、おうかがいします。
「火や炎の色」は何色でしょうか?
「火や炎の色」は何色でしょうか?
ろうそくやたき火の炎を想像すると、赤。
もっと細かく観察したことがある人ならば、
外側は赤で内部は青ではないでしょうか。
ところが、
台所のガスコンロや
理科で使うガスバーナーの炎はどうでしょう。
色の表現はたくさんありますが、青〜青紫ですよね。
この二つの違いはなんなのでしょう。
燃焼というのは、
酸素と、
炭素や水素、またはその複合体である炭化水素
がくっついて起きる現象です。
酸素ちゃんと炭化水素くんは、
とにかく相性がいいです。
普段何もないとよそよそしくしていますが、
ちょっと周りを熱してあげてムードを出してあげると
すぐにくっついちゃいます。
くっつくときに、
あまりの激しさに
なんと熱と光を出します。
ハリウッド映画のベッドシーンばりです。
このときの光が炎の正体になり、
熱は、さらにまわりのムードを盛り上げて
酸素ちゃんと炭化水素くんのペア作りを促進します。
もっというと、
このペアが盛り上がったときの光は、青です。
燃焼の色は、青なのです。
それでは、なぜろうそくやたき火は赤い火ができるのでしょうか。
ろうそくの燃えるメカニズムを簡単にまとめておきます。
ろうそくの炎で暖められたロウは、固体だった物が溶けて液体になります。
この液体がろうそくの芯に吸われて(毛細管現象)そこでさらに暖められて
今度は気体になって芯から外に飛び出します。
飛び出したところで、空気中にいた酸素と結びついて燃えています。
(だから、はじめにろうそくに火をつけようとするとなかなかつきませんよね。
これは、固体のろうを溶かしてさらに気体にするのに時間がかかっているのです。)
それでは、赤い光を出しているのは何なのか。
それは、実は気体になったのに
酸素ちゃんとペアをつくれなかった炭素くんなのです!
どんなに酸素ちゃんと炭素くんが仲が良かったとしても、
炭素君の数が(酸素ちゃんの数に比べて)多すぎると、
あぶれて独り者になってしまう炭素君がでてしまうわけです。
さて、炭素は暖められるとどうなるのでしょうか。
七輪でさんまや餅を焼いたり、
たき火が好きな人ならよく見てますよね?
炭素の固まりである「炭」は、
熱せられたら赤く光りますよね。
もうおわかりでしょうか。
ろうそくやたき火の赤い炎は、
燃え残った炭素が熱せられて赤く光っているのが
正体だったのです!!
ちなみに、
ガスバーナーやコンロは
酸素の量を調節できます。
赤い炎がでたときは、
酸素不足だから(燃えきらない部分があるわけだから)
酸素の量を増やしてあげる必要があるわけです。
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